石油ストーブ

日本における暖房には、古くから”いろりや火鉢・あんかやこたつ”などが使われていました。
明治以降には石炭ストーブや薪ストーブが生活の主流を担っていたようです。
大正から昭和にかけては石油やガスを燃料とするストーブが、国内で生産されるようになりましたが、依然として火鉢やこたつなどの個別暖房を使用する家庭も多かったようです。
それは気密性が低く隙間風の多い日本家屋の家の構造に起因していたのかもしれません。
石油ストーブ、ガスストーブ、電気ストーブ、暖炉などがようやく私たちの生活に普及しだしたのは昭和全盛期1960年代~と言われています。
1978(昭和53)年より石油ファンヒーターが市場に出回り始め、1980年ごろには約100万台程度流通していきました。

石油ストーブは
1960年代~現在に至るまで家庭用の暖房手段として長く愛されてきました。

私の実家ではこの時期、石油ストーブの上で湯を沸かしたり、銀杏を焼きたり、焼き芋をしたり、お正月が近づけば餅を焼いたりしています。

暖かい温もりある石油ストーブは安全対策をしながらこの先も活躍してほしいと思います。